おおしま通信
アルカリ洗濯をご存知ですか?
台風一過
猛暑?と思しき残暑から一転、朝晩の冷えが肌寒く、風邪をひきやすい時期になりました。
涼しいなと感じたのも束の間、一日二日で一気に寒くなり、台風到来。
この数年の気候変動は凄まじく、それでも変わらずやってくる台風に備える今日この頃です。
皆様のお住まいはご無事でしょうか。
命を守ることが最優先。
では、そのあとは…。
日々の暮らしを整えるための大仕事がやってきます。
そのために備えるということではありませんが、平生から体の調子を整える『メンテナンス』は大切だなと、自身の生活をふと振り返ります。
さて、体の調子を整える方法には様々なアプローチがあります。
運動を取り入れたり、はりきゅう施術を受けたり、静養期間をとったり。
とりわけ皮膚疾患のある方、真っ先に不調が皮膚に現れる方、皮膚がデリケートな方に有効だと言われている方法があります。
それは『洗濯』です。
洗濯は毎日のことで、ほとんどの方が洗剤と水、洗濯機で洗濯をされてるかと思います。
水は安全な水道水を使うとして、
洗剤は?
皆さん、どのようなものを、
何を優先にセレクトしていますか?
我が家では、化繊衣類を乾かしている時に出る『汗臭いにおい』を取り除けるもの、時短になるもの、財布に優しいものが洗剤選びの条件でした。
ところが、何年も使用していた洗剤がリニューアルした途端、洗剤そのもののにおいがキツいことに気付いてしまったのです。
(主に妊婦だった妻が…ですが💧)
その上に、久しく忘れていたあの汗臭さが戻ってしまいました😰
生まれてくる赤ん坊のこともあったので、この数ヶ月間 数種類の洗剤を試しました。
結果は、どれもダメ🙅♂️
偶然、ベビー用品売り場にあった液体洗濯石けんを(石けんと知らずに)試してみたら、においがしない‼︎
しかも洗濯機の糸くずフィルターがものすごくキレイになりました。
これはいい!と使い続けてみると、何やら黒いものが洗濯物に付き始め、次第に大きなワカメ状のブツが増えてきました。
明らかに洗濯槽からのカビ汚れです。
ここで調べて知ったのが『アルカリ洗濯』でした。
この数ヶ月間に試した洗剤は、全て合成の中性洗剤。
無添加を謳ったものもありましたが、そちらも合成洗剤。
そういえば、昔は粉石けんを溶かして洗濯機に投入していました。
水では溶け残りが多く、洗濯物も白っぽくなったのを思い出します。
この粉石けんは弱アルカリ性です。
そして、今回使用したものも液体石けん、弱アルカリ性です。
この液体石けんは『純石けん』と呼ばれ、石けん分しか含まれていませんでした。
これも後から知ったことですが、
石けんを洗濯機で使用する場合、炭酸塩と呼ばれる弱アルカリ性の『助剤』を投入するのだそうです。
これは、石けんの働きを助けてくれるだけでなく、洗濯槽に付着するカビ汚れも抑えてくれるという理由からです。
そんなことも知らずに不意に始めてしまった石けん洗濯のおかげで、
洗濯槽の大掃除、
買ってしまった液体石けんを使い切るための助剤探し、
毎回粉を溶かす手間、
助剤を有効に使うためのお湯の投入など、
一日に3回はする『洗濯』が大仕事になってしまいました😫
ですが、調べれば調べるほど
・環境に優しい
・皮膚に優しい
この2点を叶えるのがアルカリ洗濯なのだと知ることになります。
我が家は、あせも、かぶれ、水イボなど、毎日の皮膚ケアが欠かせません。
着替えにシャワー、保湿に薬と盛り沢山ですが、まだまだ整っていないのが『食』と『衣類』です。
ここへ思いもかけず『洗濯』という選択肢が増えました。
帰りが遅く、鍼灸師の子供なのに施術をしてあげられず、親として胸が痛みます。
せっかく始めた『アルカリ洗濯』ですから、しばらく続けてみようと思います。
子供の皮膚の様子をみたいという親としての思いと、
環境への影響を考えたいという現代人としての気持ちからです。
とりあえず洗剤の『におい』問題は解消しつつあります。
別の問題も出てきてはいますが、これは次回のお話に。
追伸
とにかく手間がかかります。
なんの準備もなく始めてしまうのだけは、控えた方がいいかと…。
効果のほどは、改めてお話しますね。