お知らせ
下肢静脈瘤を見つけたらすべきこと
こんにちは、大島治療院です。
当院は愛知県西部を活動エリアとしていますが、緊急事態宣言が出され、利用者の方々のみならず、自身の生活も大きく変化しています。
緊急事態宣言を発表する大村知事の表情は険しかったです。
重責を担う立場というのは、本当に苦しいものなのでしょう。
ほんのわずかながらに伝わってくるようでした。
皆さんの生活はいかがですか?
自宅から全く出なくなった、誰にも会わなかった、というような状況を強いられている方々も多いかと思います。
できれば、ほんの少しでも外を散歩する時間があるとよいのですが、お一人で動くことがかなわない方々にはハードルが高いことです。
当院もじわじわとコロナショックが押し寄せており、訪問できない利用者の方々のことが気がかりでなりません。
必要なときに必要としてくださる方々へ適切な施術ができるよう、感染症対策に細心の注意を払いながら、日々業務を続けております。
何かあれば、いつでもお気軽にご連絡ください。
さて、少し間が空いてしまいましたが、下肢静脈瘤について、続きをお話ししますね。
もし下肢静脈瘤らしきものを発見したら???
すべきことは以下の3つです。
①すでに別の疾患で治療中の方は、かかりつけ医に相談する
②心臓血管外科の外来へ行く
③生活の中で同じ姿勢を何時間もすることを避け、寝る前にマッサージをするなどして様子をみる
近年は心臓血管外科クリニックが続々とオープンしており、総合病院へ行かずとも下肢静脈瘤を診ていただきやすくなりました。
受診すると、症状に応じて
①弾性ストッキングの処方
②処置や手術を受ける
の選択肢が明示されるかと思います。
静脈瘤の原因が、静脈内部の損傷である場合、残念ですが元に戻ることはありません。
「治療をする=症状改善のための処置を受ける」ことになります。
ストッキングを履くか、処置or手術を受けるか…。
手術と聞くと、思わず身構えてしまいますが、静脈瘤の症状は日常生活に大きく支障をきたします。
手術を受けることで、痛みなどの症状を改善することができますので、医師とよく相談したいところです。
弾性ストッキングは、市販のものとは違います。
サイズや圧の強さが細かく分かれた医療用の弾性ストッキングです。
自己判断でネットで買うのは控えたいですね。
ちなみに、弾性ストッキング・コンダクターという資格があります。
サイズだけでなく履き方にもいくつかポイントがあり、使用期限も設定されているのが医療用弾性ストッキングです。
医療従事者の中でも、弾性ストッキングに特化した知識を持つ方が対応してくださいますので心強いです。
同じ姿勢を避けることも悪化を防ぐために必要です。座りっぱなし、立ったまま移動しない状態など、動きが少ないと症状が悪化します。
適宜足を動かして血流を促しましょう。
できれば寝る前にふくらはぎをマッサージして心臓に血液を送りましょう。
凸凹した血管の部分に触らないようにして、優しく行うことがポイントです。
その後は、脚を上げた状態で休みましょう。腰痛持ちの方は、高さに気をつけながら、無理のない程度に調節したいですね。
さまざまな症状に対応するはりきゅうですが、静脈瘤の症状に特化した施術を行う鍼灸院もあります。
お悩みの方は、お気軽に当院へご相談ください。